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2019-09-20

読書の秋に読みたい!私がずっと手元に残しておきたい珠玉の本

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私がずっと手元に残しておきたい珠玉の本-アイキャッチ

数回の引っ越しを生き残りずっと共にある、私が一年に何度か手に取る本をご紹介します。kindleも活用して読書をしますが、ここに挙げている本はどれも、本として手元に持っておきたい一冊なんです。

今回ご紹介する五冊は、どこか哲学的だったり共通した雰囲気もあるものなので、一冊を読んで気に入ったら是非、他の本も手にとってみてくださいね♪

ふと立ち止まったり、夢や生き方について考える時にあなたを応援してくれるような勇気をもらえる本たちです。

リトルターン

ブルック・ニューマン作、五木寛之訳、リサ・ダークス絵

とても美しい本で、ページをめくるだけでも癒されます。主人公のリトルターンというアジサシの鳥が、ある日突然飛べなくなってしまうお話なのですが、その難局をどうやって乗り越えたかが描かれています。

それでも、ぼくは考えた。もし求める気持ちを自分の心から追い出してしまったら、その時は自分が求めるものを手にするのは、とんでもなく困難になるだろうと。

「リトルターン」ブルック・ニューマン作 / 集英社 / 44ページより

詩的で、瑞々しい言葉の宝石のような文体が大好きです。

かもめのジョナサン

リチャード・バック作、五木寛之訳、写真:ラッセル・マンソン

「重要なのは食べることではなくて、飛ぶことだ」一羽のカモメ、ジョナサン・リヴィングストンは飛ぶことに価値を見出すが、群れから追放されてしまう。自由とは?無限の可能性とは?カモメを通して語られる哲学的なおとぎ話。

「かもめのジョナサン」はカモメのお話なのですが、そこにキリストの姿を見る読者もいるようです

「その通りだ、ジョナサン、そんなところなどありはせぬ。天国とは、場所ではない。時間でもない。天国とはすなわち、完全なる境地のことなのだから」

「かもめのジョナサン」リチャード・バック作 / 新潮文庫 / Part Two 65ページより

「わかったな、フレッチ。君の目が教えてくれることを信じてはいかんぞ。目に見えるものには、みんな限りがある。きみの心の目で見るのだ。すでに自分が知っているものを探すのだ。そうすればいかに飛ぶかが発見できるだろう」

「かもめのジョナサン」リチャード・バック作 / 新潮文庫 / Part Three 129ページより

イリュージョン

リチャード・バック作、村上龍訳、カット:円池茂

「かもめのジョナサン」の作者、リチャード・バックが描くおかしな救世主と、心優しいヒコーキ野郎の出会いと冒険の物語です。

愛と優しさ、ユーモアも感じる一冊です

本編も好きなんですけど、村上龍さんの最後の解説に紹介されている、リチャード・バックの言葉を読んでほしいです。

「人間が本当に愛するものを見つけるのはとても大変なことで、それがすべて、要するに人生の中心だと思うね。一生かかっても、ついにそれが見つからない人も多いと思うんだよ。

だけど、ドアが閉まっていても、いつかは絶対に自分の好きなものが見つけられると、そういうふうに導かれているんだと信じることだね。

だいたいは、どこもかしこも閉まっていると、絶望的になっちゃうんだよ。だけど、あっちこっち叩いているうちに、どこかのドアがポンと開くと思うんだね。その開いたドアが、自分のいちばん求めている、愛するものへの道だと、とりあえず信じるんだよ。

そこへ入る、またドアが全部閉まっている。必死になって叩くと、またひとつだけドアが開く。

そういうところをひとつずつ通過しているうちに、いつか、ものすごい光が自分の中に出てくるはずなんだよ

「イリュージョン」リチャード・バック作 / 集英社文庫 / 209ページより

星の王子さま

サン=テグジュペリ作、河野万里子訳

紹介した5冊の中では、一番有名なお話でしょうか。星の王子さま、かわいいんですよね。絵がとても印象的。

有名なだけに、訳者によって少しずつ文体が異なるので、自分好みの訳を探してみてくださいね。可能であれば、本屋さんで直接読み比べてみるのがいいですよ!

プレゼントで頂いたりもして、私も、コップやノートの「星の王子さま」グッズを持っています

人はみんな、その人なりの星を持ってる。旅をする人たちなら、星は案内役だ。そうでない人たちなら、ただのちっちゃな光。学者たちにとっては研究するものだし、ぼくが会った実業家にとっては、金でできているものだった。でもどの星も、口をつぐんでる。

だからきみには、誰も持っていないような星をあげるよ……

「星の王子さま」サン=テグジュペリ作 / 新潮文庫 / 132ページより

アルケミスト

パウロ・コエーリョ作、山川紘矢・山川亜希子訳 

スピリチュアル要素が強い本ですが「アルケミスト」は辛かった時、何度励まされたかわからないほど読みました。大切な何人かの友人に貸し出したりして、それぞれに、琴線に触れた場所に線を引いたりして…。

大切にしていた本なのですが、誰かに渡したまま、戻ってきていないことに気づきました…

また購入して、読み直ししようかな。

手元にはないものの、私の心にはしっかりと根付いている物語です。夢に向かって頑張っている人に、特にオススメします。

【おわりに】読書から得られるものは大きい

言葉の力、エネルギーって凄いですよね。一冊の出逢いに影響されて、強くなれたり励まされたりする。情報過多の時代で文字が溢れているからこそ、自分にとって必要な本での学びが大切です。

言葉は寄り添うこともできるし、勇気を与えることもできるし、使い方を変えれば誰かを傷つける武器にもなります

なんて堅苦しいですが、私も誰かの気持ちをホッとさせられるようなやさしさを忘れずに、ブログ運営を続けていきたいと思います♪

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