ゆるいつながりを楽しもう
Last Updated on 2023年9月12日 by Chippy
今の時代って、自分がどこに所属しているか?とか、あんまり大事じゃなくなってきているような気がします。価値観はそれだけじゃない、と皆わかってきているから。
小さい頃や学生の頃は、地域や学校の中がまるで世界のすべてみたいで、窮屈でしんどかったんですが…。
大人になり歳を重ねていくにつれて、そういうしがらみはどんどん楽になってきています
働き方ひとつとっても、どこかひとつの職場に縛られるのではなく、様々な複業を抱えることも、以前より増えていることと思います。
目次
ゆるいつながりって、どんなつながり?
私たちは誰しも、色んな経験や場所で過ごしていく中で複数のコミュニティーを持っていくことになりますよね。
習いごともそうなのですが、自分の興味のあるものや好きなことをしていると、そこで出会いが生まれたりします。
そういうつながりを、ゆっくり時間をかけて育てていって、関係性を大事にしようよっていう提案です。
たとえば、こんなつながり
- バイトやボランティアなど、校外活動での出会い
- 語学レッスンの仲間
- 習いごとで一緒になる仲間
- 遊びで一緒になる仲間
- ワークショップでの出会い
- 仕事で知り合った気の合う方々
- オタク活動やネット(Twitterなど)で触れ合った方々
久しぶりに会っても、変にかしこまらず「元気だった?」と軽い挨拶で始まれるような…
変わらないものなんてないけど、変わらないような気にさせてくれる、ちょっと嬉しい気持ちになれるような関係。
そういうつながり(相手)を、いくつか持っておくことって、人生において割と生きやすさにつながっているなと感じます。
普段からマメに連絡を取り合うわけじゃないんだけど、何かあった時に励まし合えるような、「あ、じゃあ手伝うよ」って助け合えるようなつながりです。
元気でいると聞いて、ホッとできたり…
そんな相手がいることって、幸せなことなんですよね。
つながりを持っておくと良いこと
ゆるいつながりの何が良いか?っていうと、お互いの変化が、お互いにいい感じに作用してくれるって思うんです。
離れている間に、それぞれが感じたり吸収したことを、久しぶりに会った時に渡せるような感覚があって。
一言で表現すると「ご縁がある」ということなのかもしれませんね
ふとした出会いをきっかけに、一緒に何かをやることになったり、仕事につながったりすることを私も何度も経験しています! |
気になる人には連絡をしてみよう
元々この記事の内容は、半年くらい前に書こうと温めていたネタなのですが、ノートに手書きでメモしたまま、放置していたんですね。
でも、新型コロナウイルスの影響で「あの人、元気かな?」と思うことが多くあり、それは私だけではなくお互いに同じ気持ちだったりして、連絡をし合うことで、やりとりができて嬉しかったんです。
今の時期だからこそ、いっそうその想いが強くなりました!
(もう仕事で関わっていないから、メッセージを送りにくいな…)というのが、私が連絡をためらっていた理由だったんです。
それでも相手の方から「お元気ですか?」ってメッセージを頂けた時に、嬉しかったし(悶々とせずに、私の方から早く連絡すれば良かった!もう、変な遠慮はやめよう)って思ったんですね。
相手の反応が悪ければ、それ以上追いかけなくてもいい
コミュニケーションを取ることに、変な遠慮はしなくていいと思うのは、相手の反応が悪ければ、それでやり取りを止めればいいだけなんですね。
そこに何かゴチャゴチャした感情は必要ないかなあ、と個人的には思います。
私みたいに気にする人がいるかもしれないので、補足しておきますね。大丈夫!
自分を表現していこう!
- 仲良くなりたいと思ったら、自分から話しかける
- 自分の好きなことは、周りの人やブログ、SNSで発信する
- できる範囲で人となりを伝える努力をする
- 自分らしいアイテムを持つ・使用する
- 興味を持ったことはやってみる
自分が興味を持った習い事や趣味だと、同じようなことに興味を持つ仲間が集まるので、お互いの世代や環境が違っても、話が合うことも多いです。
ブログやSNSは、考えていることや人となりを伝えることができるので、とても便利ですよね
【おすすめ本】広く弱くつながって生きる・佐々木俊尚著
この本は、人間関係をちょっと考え直してみることで、生きづらさを私たちの日々から取り除いて、もっと楽にすごせるようにしようということを提案しています。
広く弱くつながって生きる・佐々木俊尚著/幻冬舎文庫 はじめに
この本は、人間関係やスタンスに関してとても参考になるんです
あらためて読み返したら、読んだ当時のマーカーがいっぱい引いてありました。
人とのつながりに必要なのはコミュニケーション力にあらず。フラットな構造で求められるのは、話し下手でもいいのでまずは相手を大切にして、話を引き出したり、TPOに応じた声の出し方をすることだったりするのです。
広く弱くつながって生きる・佐々木俊尚著/幻冬舎文庫 第2章より
「コミュ力」という言葉を紐解くと、上辺だけのその場しのぎで上手くやろうとするようなことではなくて、こんな風に相手のことを真摯に思う気持ちだったりその姿勢が伝わるのかな、と考えさせられます。
時間=仕事でもなければ、仕事=お金でもありません。あらゆる行動を「ためになるかも知れない何か」くらいに考えておくと、気持ちの余裕にもつながるはずです。
広く弱くつながって生きる・佐々木俊尚著/幻冬舎文庫 第3章より
さじ加減というんでしょうか…。フラットな関係を続けていくためのちょっとした気づかいをわかりやすく書いてくれているので、取り入れやすいです。
「まれびと」の概念も興味深かったです!
神社や日本の神様に例えていらしたんですが、ときどき現れては、何かの役割を果たして去っていくような「まれびと」が、どこにいても必要とされ続ける人だというお話。面白いです。
著者の方が様々な、幅広い年齢の方と交流がありますので、色んなコミュニティーのお話を読むことができました。
人間関係に悩みがなくても、学べる部分が沢山ありますので読んでみてくださいね!
【補足】すべてを話す必要はない
たとえば自分が何かをやりたいと思った時に、それを話すことで、お互いの考え方や育ってきた環境の違いから、時には反対されることもあります。
まずは気軽に自分で始めてみて、違っていたらやめればいいんですよね
関係を育てるのに、すべてを話してわかってもらう必要はなくて、一緒に過ごす、接する時間を大切に楽しんでいきましょう。