酒造家の信仰が篤い!お酒の神様を祀る〈松尾大社〉の山吹
Last Updated on 2022年5月16日 by Chippy
神社仏閣を彩る春の花は、桜だけではありません。
2022年4月17日、松尾大社の山吹の花が満開に咲いていました。
黄色って、見てると元気が出ますよね!
いつもは落ちついた境内が、パァッと明るくなっていたので、山吹の見頃である4月中旬頃から、5月にかけては特にオススメ。
今回は、そんな松尾大社を紹介します。
お酒好きの皆さまには、一度は参拝してもらいたいですね♪
目次
松尾大社について
松尾大社は、正式な読み方を「まつのおたいしゃ」と言います。
- 所在地
- 〒616-0024 京都府京都市西京区嵐山宮町3
- TEL
- 075-871-5016
- 御祭神
- 大山咋神(おおやまくいのかみ)、中津島姫神
中津島姫神は、市杵島姫の別名とされています。 - 最寄駅
- 阪急嵐山線「松尾大社」から、徒歩2分
- 公式サイト
- http://www.matsunoo.or.jp/
松尾大社の参拝・拝観について
- 拝観時間
- 平日・土曜:午前9時~午後4時
日曜・祝日:午前9時~午後4時30分 - 拝観料(庭園・神像館共通)
- 大人:500円
学生:400円
子供:300円
松尾大社には、庭園もあるんですよ
山吹の花咲く松尾大社参拝
違う季節も混じっていますが、松尾大社の参拝にまいりましょう。
一の鳥居、すごい存在感がありますよね。
松尾大社の山吹について
松尾大社の境内には、約3,000株の山吹が植えられており、4月中旬〜5月頃にかけて見頃を迎えます。
その開花に合わせ、毎年「山吹まつり」が開催されます
桜と山吹が一緒に見られて嬉しいです。
この楼門は1月の写真ですが、松尾大社の山吹は、量も多くて明るい色にすぐ目を奪われました。
楼門を抜けてすぐのところで、皆がカメラを構えていましたね。
皆が同じ方向からカメラを向けているので、この写真には映っていませんが、人は結構いるんですよ
手水舎には、亀さんがいます。亀と鯉が、松尾大社では神様のお使いなんですね。
辺りを見回すと、山吹が咲き乱れていて美しいです。
手水舎で清めたら、拝殿に向かう前に祓戸大神を参拝しましょう。
日頃溜まった不要なものを、取り祓います
松尾大社の拝殿は落ち着いた雰囲気で、背後には松尾山を望むことができます。
【※注意】松尾山は、一人では登れません!
松尾山の山頂には磐座(いわくら)があり、御祭神である「大山咋神」は、太古より生活の守護神として信仰されてきた歴史があります。
- 安全のため、一人単独の登山は禁止されています。
- 入山受付時間:午前9時〜午後3時
- 登拝初穂料:大人1,000円(高校生以上)
- 登拝希望者は、登拝受付所に願い出の上、別紙の「定」を守って参拝すること。
秦氏と酒造について
松尾大社は秦氏(秦の始皇帝の子孫と称し、朝鮮新羅の豪族とされている)と関わりが深いとされており、朝廷の招きによって来住した秦氏が、松尾山の神を一族の総氏神としてこの地方を開拓したと伝えられています。
酒造は、秦一族の特技とされていました
境内を見渡して山吹に囲まれているの、とても気持ちよかったです!
「霊亀の滝」や「亀の井」も忘れずに訪れよう
この入り口をくぐると、空気が少し変わります。御神気が、より強まるというか…。
ぜひこちらにも、足を運んでみてもらいたいです
「亀の井」を酒造の元水として持ち帰る風習がある
「亀の井」は名水の井戸で、良質の地下水が湧き出ています。御神水を、酒造の元水に加えると腐らないと伝えられているんですよ。
近隣住民の方も、水を汲みに来られています
澄んだ空気で、リフレッシュできますよ
松尾大社にはいたるところに、亀と鯉がいますので探してみてくださいね。
山吹の季節限定の授与品が可愛い
このコースター、作りがしっかりしていてとても可愛かったんですよ!お土産に購入しました。神社やお寺の期間限定(特にお花関係)の授与品って、惹かれてしまいます。
山吹の御朱印も素敵でした!
山吹満開の松尾大社、春の明るい陽気が伝わっていたら嬉しいです。
【あわせて参拝したい】月読神社までは徒歩5分!
- 月読神社・所在地
- 京都市西京区松室山添町15番地
- 月読神社・御祭神
- 月読尊(つくよみのみこと)
御祭神であるツクヨミは、アマテラス・スサノオと一緒に生まれた3貴神のうちの1柱です。古事記などにもあまり記述のない、謎の多い神様なんですよ。
私が今まで参拝してきた地域では、月読さまを祀っている神社って、他の神様に比べるとあまり見かけない気がするんです。
松尾大社から徒歩5分の距離なので、ぜひあわせて参拝してみてくださいね!